

本年の日本国際漫画賞の受賞者5名が来日しました。
滞在中の受賞者の様子をお知らせします。
【最優秀賞】
クザビエ・ドリゾンさん(フランス)
【優秀賞】
韓祖政さん(中国)
ローラ・イオリオさん、ロベルト・リッチさん(イタリア)
カン・ティエウ・ヒーさん(ベトナム)
2月1日(水)
受賞者が来日。
韓さん(中国)以外は、皆さん初めての訪日です。
2月2日(木)
集英社(週刊少年ジャンプ等)を訪問しました。
その後、皆さんあこがれの地、秋葉原を視察しました。
カンさん(ベトナム)は、「天国のような場所でした。」と満足。
2月3日(金)
京都に移動。三十三間堂、清水寺(世界遺産)、祇園を散策しました。
お寺の文化に興味があるドリゾンさん(フランス)は興味津々。
2月4日(土)
午前中、天龍寺を散策しました。
リッチさん(イタリア)は、日本の世界遺産に感動。
着付けとお茶を体験しました。
イオリオさん(イタリア)は、「自分達とは異なる豊かな伝統文化を感じることができた」
と満足。
2月5日(日)
京都国際漫画ミュージアムを訪問しました。
リッチさん(イタリア)は、「すべての漫画家が訪れるべき場所」と感動。
夕方、東京に戻りました。
2月6日(月)
永井豪先生が、受賞者を激励して下さいました。
永井先生と会うことを夢見ていたドリゾンさん(フランス)、リッチさん(イタリア)は感激。
その後、「日本国際漫画賞」の授賞式とレセプションに臨みました。授賞式では、小田原潔外務大臣政務官と里中満智子先生から賞状とトロフィーが贈呈されました。レセプションでは、和やかな雰囲気のなか、日本の漫画家や出版関係者と懇談しました。イタリア、フランス、中国、ベトナムの報道関係者も多数駆けつけました。
【出席頂いた漫画家】
阿部ゆたか先生、池田可嵐先生、池田理代子先生、石子順先生、植田まさし先生、ウノ・カマキリ先生、小野耕世先生、一峰大二先生、金谷裕先生、神風銀先生、倉田よしみ先生、ココア先生、佐々木あつし先生、志賀公江先生、平良隆久先生、高田明美先生、永井豪先生、永野のりこ先生、西田淑子先生、ねもと章子先生、はやせ淳先生、バロン吉元先生、丸伝次郎先生、やの功先生、山田うさこ先生、山田ゴロ先生、山根青鬼先生(五十音順)
【授賞式動画】
https://www.youtube.com/watch?v=Cc8E1w2He48
2月7日(火)
アニメ制作会社のプロダクションI.Gを訪問しました。
ドリゾンさん(フランス)、リッチさん(イタリア)は、さかんに質問していました。
2月8日(水)
朝、ジブリ美術館を訪問しました。
本年の受賞者の皆さんはほぼ全員、宮崎駿先生のアニメを見て育ちました。
美術館の西岡事務局長の説明を注意深く聞いていました。
2月9日(木)
講談社(週刊少年マガジン等)を訪問しました。
韓さん(中国)は、集英社と講談社への訪問が最も印象に残ったそうです。
カンさん(ベトナム)は、「2カ所の出版社訪問で、編集者の方との交流を通して漫画の書き方を沢山学べた」と満足。
2月10日(金)
受賞者の皆さんは、名残惜しそうにそれぞれ帰国しました。
受賞者の皆さんからは、以下のようなコメントがありました。
ドリゾンさん(フランス)
「今回の日本訪問で訪れた場所や東京、京都の街角で出会った人々から受けた影響は、次回の作品の執筆に役立つだろう。」
韓さん(中国)
「今回、優秀賞を受賞でき、とても嬉しく、最高の栄誉だと感じる。帰国後はもっと努力して良い作品を生み出し、いつか最優秀賞を受賞して、また他の仲間たちと日本の文化を楽しみたい。」
イオリオさん(イタリア)、リッチさん(イタリア)
「滞在はとても素晴らしかった。もう一月滞在したい。日本を訪問することをずっと夢見てきたので、10日間は一瞬でした。」
カンさん(ベトナム)
「昨年は先輩が受賞し、今年は自分が受賞することができた。ベトナムは自国の漫画産業に自信を持つことができる。」
以上、第10回日本国際漫画賞受賞者の日本訪問の様子でした。
最優秀賞、優秀賞受賞者は10日間程度国際交流基金により日本に招聘されます。
現在、第11回日本国際漫画賞は作品を募集中です。皆様の応募をお待ちしています!
